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トップページ運営組織アマゾン群馬の森10年の歩み第7回 岡島博さん

アマゾン群馬の森10年の歩み

第7回 岡島博さん (在北伯群馬県人会長)
 アマゾン群馬の森10周年を迎えて

1992年、ブラジルリオデジャネイロで、地球環境保全に関する国際会議に、全世界の元首が参加して行われた。日々、世界中に向かって会議の様子がテレビ、新聞を通して大々的に報道され、その報道はアマゾンに住む我々にも強いインパクトを与えた。昔から、いかにしてアマゾンの大自然から身を守り、自然に挑戦して食を得て生活を営んで来た人達であるからである。頭では理解したつもりでも、自分たちの日々の生活からはほど遠い理想論としか思えなかった。何故なら、この広大なアマゾンの大地で生きている人々は、今の世界の先進国が昔そうであった様に、天然の資源の採取でもって経済が成り立っているからである。
 しかし、この国際会議の影響で我々アマゾンに暮らす日本移住者達も、地球サミット後は森林を切って焼き畑を作り、農場を作っていた従来の農法を最小限度に止めて営農を営むようになった。その以前、80年代までは、ブラジルは国を挙げての開発時代であった。政府はアマゾン開発庁を設置して、アマゾン横断道路やその他の様々な大開発計画があり、当時、開発は英雄的行為であった。時代は変わり、地球温暖化と共に地球の気候の異変が多々発生し始め、世界的世論に基づき、環境保全がアマゾン在住者にも認識されるに至った。在北伯群馬県人会は、我々を暖かく受け入れてくれたアマゾンでその大地を耕し、作物を生産し、家族を養い、子弟を教育し、暮らしているこのアマゾンに何らかの形で、お礼の意味を込めて、私達で何か出来ることは無いかと思っていた矢先に、リオデジャネイロの地球サミットで環境保全の世論が沸騰した。同時期にサンパウロ在伯群馬県人会50周年記念式典が行われ、私は北伯群馬県人会代表として出席し、会場で群馬県議の故久保田富一郎先生とお会いし、環境問題、地球サミットの話、アマゾンの話、種々お話をお聞きする内に、私の知人が540ヘクタールの原生林の土地を持っていて、売っても良いとの話を致しました。先生はそれを買い「アマゾン群馬の森」と名を付けて、環境保全啓蒙の拠点、日伯友好のかけ橋、森を利用した様々な研究に提供し、地元社会に貢献できる群馬の森を造ろう。「よし決めた!南伯には種々お手伝いして来たが、未だアマゾンには何もしていない。よし一肌脱ごう」と先生は俺が日本で資金を作る、岡島お前は諸事当地で奔走せよと言って、俺のブラジルで最後の仕事にするかなとおっしゃりました。
 これが切掛けで今日のアマゾン群馬の森が誕生しました。小寺県知事様を始め、県議会、森の会、海外移住家族会、県出身の国会議員、県内の企業、及び県民の皆様の暖かいご援助のお陰で今日のアマゾン群馬の森が存在しております。
現在、JICA、群馬県、パラ州とで群馬の森にて「東部アマゾン森林保全環境教育プロジェクト」が遂行されており、特に群馬県から派遣された専門家の働きにて内外共に高い評価を得ています。これも偏に県知事様を始め群馬県の皆様の暖かいご指導、ご援助のお陰と、我等、在北伯群馬県人会会員一同、大変感謝致しております。
 今年、10周年と言う節目を迎え、今は亡き久保田富一郎先生の理想に基づき、先生もいつも言っておられた、ブラジルに日本全国都道府県でただ一つ群馬県だけが持つ「アマゾン群馬の森」に群馬の旗を高く掲げるべく会員一同、全力を挙げて頑張ります。
 故郷群馬県の皆様、10周年を迎えるに当たり、篤く御礼申し上げます。

                               2006年7月吉日
                            在北伯群馬県人会 会長 岡島 博





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Last Up Date : 30/06/2006
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