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小話3 アマゾンの祈祷師 アマゾンでは今でも生活の中に色々な形でお呪いが生きています。例えば、彼らの主要な農産物であるマンジョカに蝶々の幼虫である毛虫が大量に発生し、2、3日の間に葉を食べつくし枯れ坊主にしてしまう事があります。こうした場合、『祈祷師』 を呼んできてお呪いを唱えてもらいます。この際それから3日間は誰もその畑には足を踏み入れてはいけないそうです。誰かが行くとお呪いの効果が無くなってしまうからです。 また、牛や馬が怪我をしてそこから蛆虫が入り込む事が良くあります。こういった場合にもやはり 祈祷師が呼ばれてお呪いをすると、アットいう間に虫は死んで落ちてしまい、傷口もふさがってしまうそうです。私の家の近くに ZECAと呼ばれる見た目には全く普通の男がいます。彼は昔ある老人からこのお呪いの言葉を教えてもらい、近所のブラジル人に頼まれればよくお呪いをしてあげたそうです。しかしこのお呪いの言葉は決して他人に聞かれたり教えたりしてはいけないそうです。 更に、アマゾンには毒蛇が多く生息しており、牧場にいる牛や馬なども噛まれて死んでしまう事があります。労働者などは山仕事や畑仕事をしていると本当に稀ですが足などを蛇にかまれる事があります。すぐに医者に診てもらい血清をうつ、これが常識ですが、彼らの場合は 祈祷師に連れて行って拝んで貰います。彼らの話では実際に毒蛇にかまれてすぐにお呪いをしてもらい助かり、今でもピンピンしている男が居ると言います。毒の量が少なかったのか、またその人が特別抵抗性を持っていた人なのか、偶然の重なりで助かったその事実を 祈祷師の力と彼らは信じているのです。 この他、子供の具合が悪くなった時などもよく拝んでもらっています。1回R$10の見料を取るのが一般的です。それほど祈祷は、アマゾンの労働者の生活の中に深く浸透している風習なのです。 (執筆者 宇田川勇氏) |
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| Last Up Date : 21/11/2003 Copyright©2001‐2006 Associação Gunma Kenjin‐Kai do Norte do Brasil |
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